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〈30代女性×キャリア×ライフイベント〉仕事も家庭もどちらも大事。わたしの産休・育休体験記 /Momoko


こんにちは!
Steamshipキャプテンルーム所属の
ブランディング隊長ことMomokoです!


これまでもレポート系の航海日誌では何度か登場してきましたが、個人的に執筆するのは初めてなので少し緊張しています。笑



温かい目で読み進めていただけると嬉しいです。



タイトルの通り、今回はSteamshipの産休・育休事情についてわたし自身の体験談を交えながらお伝えします!




特に

・Steamship気になっているけど、産休や育休の制度って整ってるのかな?

・やりがいのある仕事と大切な家庭、どちらも諦めたくない!

・具体的な予定はないけれど、結婚や子育てなど将来を見据えられる環境に身を置きたい!



とお考えの方、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。



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わたしは昨年9月末より産休を取得し、現在は育休を取得させていただいています。



双子妊娠であったこともあり、単胎妊娠と比べると少し早めに産前休業に入りました。

(※産前休業は、対象者が会社に産休を申請した場合、出産予定日の6週間(42日)前から取得できます。多胎妊娠の場合は、出産予定日の14週間前(98日)から取得が可能です。)



産前に十分な安静期間をいただけたおかげで、2022年12月2日に元気な第一子と第二子を無事出産することができました。




待ちに待った我が子に会えた瞬間は感動で自然と涙が溢れ、忘れられない1日となりました。



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産休に入る前のわたしは、キャプテンルームのチームリーダーとして仕事をしてきました。




キャプテンルームとは、Steamshipのコーポレート部門を担うチームです。



職種柄、採用候補者の方とお話をする機会が多いのですが、なかでも高い確率で「産休・育休」にまつわる質問を受けてきました。



Steamshipは、2017年4月にうまれた創業6年目のスタートアップ企業です。




子育て世代や、未来の子育て世代のクルーの在籍が増えてきたものの、制度や体制に関してはまだまだ確立できていない部分も多いのが現実。




採用候補者の方からいただく質問に実績ベースでお答えすることを少し難しく感じていました。



しかし、今回自分自身が産休・育休を取得することとなり、実体験をもって自分の言葉でお伝えできるぞ!と、本記事を執筆することにしました。



子どもは、地域の宝であり、希望です。



地域の宝探しカンパニー“であるSteamshipでは、子育て世代や未来の子育て世代を応援したいとおもっています。



しかし前提として、Steamshipでは子どもを産む選択・産まない選択、それぞれ個人の生き方として尊重されるべきであるとも考えています。




どの選択も応援できる会社でありたいですし、今後はそれぞれの選択や生き方をサポートする仕組みもより整えていく予定です。



本記事につきましては、「子どもを産み、育てたい」と考えるSteamshipクルーや未来の仲間達に向けた内容であること予めご承知置きください。







Steamshipの産休・育休について

これまであまり表立ってお伝えしていませんでしたが、Steamshipでの産休・育休取得率は100%だったりします。



実績はまだ両手で数えられる程度であるものの、本人やパートナーが出産というライフイベントを迎えるクルーには必ずお休みを取ってもらうようにしています。



Steamshipの産休・育休の窓口はキャプテンルームが担当しており、取得時期や日数は本人の希望に委ねています。




最近では1ヶ月以上の育休を取得する男性クルーも増えてきました。




今年は、キャプテンも育休を取得する予定です!

《参考》〈2児の父親×育休取得〉働き方や家族との向き合い方、自分に何ができるのか悩んでいた時に /Toshiro

キャプテンRaitaさんと娘さんの朝のお散歩タイム




昨年10月には、「育児・介護休業法」の改正が行われ、世間でも話題になっていましたね。




法改正に伴い、Steamshipでも制度を見直し社内で改めて共有を行いました。

《参考》厚生労働省 育児・介護休業法について



Steamshipの産休・育休制度も「育児・介護休業法」の内容に準ずるものとなっています。




今後は、実際に運用しながら必要に応じて肉付けをしていきます。



ただ心配なのは、制度は用意してあるけれど、実際に希望通りに取得するのは難しい職場環境があるのでは・・・ということではないでしょうか。



お休みを取得する張本人からすると、会社や現場からの理解が何よりも心強いものだと思います。




わたし自身も、出産と育児のために一時的にチームを不在にすることで各所に迷惑をかけてしまうと言う不安が少なからずありました。



しかし、ご安心ください。




自分が身を持って感じたからこそ胸を張って言えますが、Steamshipは妊婦さん(や、そのパートナー)にやさしい、あたたかい会社です。




報告した際には、まるで自分のことのように喜んでくれる人がたくさんいます。



また、妊娠発覚後は、働き方もリモート勤務中心に切り替えさせてもらいました。




コロナ禍ということもあり、各拠点への出張にもなかなか行くことができなくなりましたが、チームのメンバーが率先して代理対応をしてくれました。



報告後も安定期に入るまでは安心できません。
(多胎妊娠には安定期はないとも言われました。笑)




体調の変化が著しく、赤子の今後を大きく左右する時期であり、できる限り安静にしておくべき大切な時期です。




そのような中で、リモート勤務への切り替えやチームメンバーからの理解と積極的なサポートは本当にありがたいことでした。




休みに入る1ヶ月前までには担当業務の引き継ぎ担当者も決まり、安心して自分の業務をおまかせすることができました。



さらに、全社への報告後には拠点問わずたくさんのクルーから温かいメッセージをもらいました。




顔を合わせるたびに体調を気遣ってもらったり、重いものを運ぶ時や移動時には助けてもらったり・・・クルーからの言葉かけやさり気ないサポートに、何度も何度も勇気付けられました。




何より、子育て中もバリバリ活躍するたくましい先輩クルーがたくさん在籍していることもSteamshipの強みだなと感じます。



周囲の温かさに触れるたびに、”わたしは世界一幸せな働く妊婦だわ・・・”と本気で思いましたし、おかげさまでお休みに入る直前まで大好きな仕事を全うすることができました。

(クオリティの高すぎるサプライズ動画は、永久保存版の号泣ものでした…!忙しいなか、尽力してくれた愛すべき仲間たちにこの場をお借りして感謝の気持ちをお伝えします。)






自分のこれまでについて

産休・育休のトピックとは少し外れますが、自己紹介も含めて、わたしのこれまでをサクッとお伝えさせてください。




こんな人間なのねということを、何となく想像していただけると嬉しいです。





Steamshipにジョインしたのは、社会人3年目を迎えたばかりのまだまだ未熟な25歳の春でした。

(初仕事は、お世話になっている事業者さん達を本社にお招きしてのSteamship創業1周年イベントのMC。)




地元で居酒屋を営む両親のもと、福岡で生まれ育ちました。




幼少期からお客さんやアルバイトさんなど老若男女・多国籍なひとたちに囲まれ愛されて育ったおかげで、良くも悪くもポジティブないまの自分が形成されているなと思っています。



福岡の大学を卒業後、「日本の観光をヤバくする」というミッションを掲げるリゾート運営会社に就職。



学生時代はアルバイトでお金を貯めては国内外様々な場所を巡り、当時のわたしは旅の虜でした。


加えて、当時からお付き合いをしていた現在の夫との将来も見据えていたため、20代前半のうちはフットワーク軽く動ける今だからこそできる経験を積みたい!と、旅先でもてなす側の仕事についたのです。


山梨(富士山麓)や京都(嵐山)でのお仕事は、日本の地域やおもてなし文化の素晴らしさを実感するとともに、日本の可能性を強く感じることのできた貴重な経験になりました。



就職して2年が経った頃、これからのキャリアをどうしていこうかと考えていたタイミングでSteamshipキャプテンのRaitaさんより連絡をもらいました。

(※Raitaさんは、学生時代に出会い進路を導いてもらった恩師です。)




Momoko元気?地域を盛り上げるための会社を作ったよ!一緒に働かない?」




連絡をもらってからはワクワクが止まらず、Raitaさんと働けるこのチャンスを逃してはいけない!と直感で転職を決意。



Steamshipジョイン当初は、地域密着型ふるさと納税支援事業における新規自治体営業や自治体の立ち上げ・事業者営業・プロモーション等の業務をメインで行っていました。



今と比べると会社の規模も小さかったため、ディレクター業務をやりながらも自分の関心のど真ん中にあった自社ブランディング・採用・広報などの仕事も希望して兼務してきました。



大小様々な失敗を経験しながらも、ベンチャー感満載でとにかく充実した毎日でした。


地域の仕事ってそんなにおもしろいの?とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、めちゃめちゃおもしろいですよ。



わたしたちは、「地域から、未来を変えていく。」という壮大な使命を掲げており、そのためにやるべきこと・やりたいことは無限大です。



地域で宝探しをしていると、地域には並々ならぬこだわりを持つ方やすごいものを生み出すプロフェッショナルがいることに気づかされます。




それぞれの地域にいらっしゃるそんな熱い方々と0から信頼関係を築き、共に成果を追求していくお仕事は刺激的でやりがいしかありません。



普段の仕事は決して派手なものではなく地道なものの積み重ねではありますが、そのひとつひとつの積み重ねのおかげで、ジョインした日から今日までものすごい勢いで見える景色が変わっていきました。



驚くべきことに、わたしがSteamshipにジョインしてからこの4年半の間に、クルーの数は10名から150名に増えました。




地域だからこそできる仕事が新たに生まれ、このスピード感で雇用が増えていることはミラクルに近いことじゃないかなと思います。



自社のブランディングや採用にも携わってきた分、Steamshipに入りたい!と思って挑戦してくれる人の数が目に見えて増えていくこと、実際に乗船する仲間が増えて会社やチームが成長していくことは何にも変え難い喜びです。



現在も、毎月数名ずつジョインしているので、新たなクルーとの出会いだけでもなかなかのボリュームで刺激的ですよ。

(共に働くITOSHIMA PORTOのメンバー。あったか〜い人たちです。)






今後の展望

まずはさっそく始まった育児休業期間で、思う存分双子育児に向き合ってみたいと思っています。



夫と結婚をしたのが、2020年の春。当初は、夫の仕事の関係で大阪に住み、わたしは九州と関西を行き来するスタイルでSteamshipの仕事を続けていました。



夫婦で改めて今後の仕事や子育てについて考え直したとき、互いのふるさとであり家族が住む九州にUターンすることがベストではないかという結論にいたり。




幸い夫の転職活動も上手くいき、2021年の春に九州に戻ってきました。



双子を授かった今、あのときUターンすることを選択してくれた夫の英断には感謝の気持ちでいっぱいです。




有難いことに夫の職場も大変理解があり、長めの育児休業を取得させていただけることになったので、双子育児を二人三脚で全うしようと話しています。



わたしの夢のひとつに、仕事を全力でたのしむ母の姿を子どもたちに見せていきたいというものがあります。




世界の、日本の、地域の未来に希望を見出しながら子どもたちと一緒に成長していきたいです。



わたしはSteamshipが目指していることや、そのためにやっていることにとても誇りを持っています。




ここで働く自分が好きで、共に働く尊敬するクルーのことも大好きで、とてもとても大切に思っていて。



育休からの復帰後には、すでにやりたいと考えていることがたくさん。




恐らくさらに成長しているであろうこの船にしっかり貢献していけるよう、今は今しかできないことを全力で頑張ります。






最後に

何度も言っているようですが、Steamshipは驚くほどのスピード感でここまで走ってきました。




常に成長痛を伴っていることは否めませんが、船に乗るひとりひとりのクルーの力によって、日々少しずつレベルアップしているなという実感があります。



キャプテンのRaitaさんがいつも口にすることですが、創業10年目までにジョインしたクルーは創業メンバー。



まだまだ成長期だからこそ味わえるおもしろみがSteamshipにはたくさんあると思います。




逆にそこにおもしろみを感じられない場合は、うちの会社は合わないかもしれません。



Steamshipは現在進行系で成長するベンチャー企業であり、様々な面でまだまだ熟した会社とは言えません。




そして、このベンチャーマインドは、規模が変わってもずっと変わらないSteamshipらしさだと言えるかもしれません。



この記事を通して、やりがいのある仕事とかけがえのない家庭のどちらも大切にしたい!と考える(わたしのような)貪欲な方に、少しでも希望を持ってもらえたらいいなと願っています。




今後も新たな制度や事例があれば、随時発信していくようにしますね。



わたし自身、Steamshipに在籍するクルーやこれからジョインしてくれる仲間にとって一つのモデルケースになれるように精進していく所存です。


とは言っても・・・


育児休業に入ったばかりなので、しっかり復帰して活躍する姿までみなさんにお届けできるよう、続編を気長にお待ちください。笑

(産休前の最後の大仕事、全社会議COMPASS2022での集合写真)


共に働ける日を楽しみにしています!
それではまた。


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