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《中途デザイナー×糸島》仕事が楽しい!地域貢献度の高さとクリエイティブな仕事が、忘れていた感情を取り戻すきっかけに。

皆さん、こんにちは!
2023年7月にSteamshipにジョインしたデザイナー Yujiです。


大分県国東(くにさき)市出身で、現在は福岡県の糸島に住んでいます。


妻と3人の娘の5人家族。あと犬もいます。


今でこそ平和に過ごしていますが、ここに辿り着くまではとにかく壮絶でした!笑

デザイナーのキャリアを活かして地域で働くなんて夢のまた夢。そう思っていたのに・・・



まさか地域から、地域にとどまらない仕事に挑戦できるとは!


現在、僕がデザイナーとしてどんな仕事をしているのか。Steamshipで働くこと、糸島で働くこと。今だから笑える過去とともにお届けしたいと思っています。




都会での暮らしを夢見て
田舎から福岡へ

僕は生まれも育ちも大分県国東市。大分県の少し出っ張った場所、国東半島東部にあり、大分県の空の玄関口・大分空港がある町です。

小学校の時は全校で生徒数が56人という人が少ない地域に住んでいました。


田舎あるあるですが、人がいないからこそ人との距離が近く、ほとんどみんな顔見知り。

クラスメイトは兄弟のようにみんな仲が良かったです。


田んぼが多く、空気も美味しい。
のんびり過ごせる地元が大好きでした。


僕は幼少期から絵を描いたりモノを作ったりすることが大好きで、ずっとその技術を活かした仕事に就きたいなと思っていて。高校生の時にデザインや広告などの業界のことを知り、強い憧れを抱くようになりました。


しかし!僕が住んでいる地域は見渡す限りの田園風景。憧れるデザイン業界とはほど遠い田舎町。


「ここにいては何もできない」


そう思い立った僕は、夢を掴むためにある決心をしたのです。


「福岡へ行く」


大分で育った人間にとって、福岡は一番身近な都会。東京や大阪よりもハードルが低く、僕の思いを両親も受け止めてくれて。高校卒業後、福岡のデザイン関係の学校に進学することにしました。


今までとは違う日常。
出会うもの全てが輝いて見えて、刺激的で。

好奇心旺盛な年頃の僕は、かなりヤンチャしてたな~と思います。笑 (きっと、こんな時代がみんなアリますよね?)


もちろん高校からの夢を叶えるべく、勉強もちゃんとやりました(多分)。専門学校でしっかり学んだ僕は、ついに就職の時を迎えます。




がむしゃらに働き、頑張る毎日

と言いつつ、時代は就職氷河期。九州では一番の都会、福岡にいるのに仕事がない。


学校を卒業したはいいものの、なかなか就職できずかなり焦っていましたが、運良く広告代理店への就職が決定。晴れてデザイナーとして働くことになりました。


憧れの仕事。夢に見た広告業界。

意気揚々と社会人生活をスタートさせた僕は、ワクワクしていました。



しかし、そんな思いもつかの間。頭に描いていた理想とは裏腹に、仕事の過酷さに直面します。



当時は今と違い、かなり厳しい労働環境。働くのが正みたいな風潮がまだまだ残っていて。

深夜残業や休日出勤が多く、それが当たり前の世界。「ノー」なんて言えるはずもありませんでした。


「仕事を辞めよう」


何度も何度も思いましたが、すぐに辞めてしまうと次の転職先も見つからないかもしれない。

心の中に湧き出る不安がぬぐい切れず、歯を食いしばって頑張っていました。



家族ができて自分を振り返る

それから数年デザイナーとして働き、縁あって結婚。そして子どもができた時に、とある感情が芽生えます。


できれば慌ただしい都会よりも落ち着いた場所でゆっくり生活したい。


田舎で育ってきたので、ある意味自然な感情かもしれません。


この場所で子育てするのが一番なのか。子どもたちのことを考えるとここ(都会)じゃないんじゃないか。

将来を考えれば考えるほど、穏やかな土地で伸び伸び育ってほしいと思う気持ちが強くなっていったんです。

でも、自分のキャリアを捨てて一から地方で働くのには抵抗がありました。



もともと夢を追って地元を離れたわけで、地元に戻るという選択肢はない。

デザイナーとしてこのまま仕事していきたい。

子育ては自然豊かなところでしたい。


自分が抱えているさまざまな感情に葛藤する日々を過ごしていました。


そうこうしている矢先、妻が転職し、パートから正社員という働き方にチェンジ。今までとは違い、朝早くに家を出るようになりました。


僕はその頃、天神という場所で仕事をしていて。電車と徒歩の通勤時間を合わせると片道約1時間。

平日は残業が普通で、22時に帰宅すると「早いね」と言われるほど。


妻が正社員になった今、この環境はかなり厳しいなと。今まではどうにかこうにかやってきましたが、本気で転職を考えるようになりました。


そんな時にSteamshipの求人を目にしたんです。


実は2年ほど前からSteamshipの存在は知っていたんですが、年齢のことなどがあり、とりあえず頭から消し去っていました。


でも、今回は違いました。ホームページをすみずみまで、色々と見ていき。

「地域から、未来を変えていく。」というキャッチフレーズに強く惹かれたのを今でも覚えています。


地域から日本の未来を変える。
地域にいながら若者が夢を諦めないのもいい。最高!!


過去の自分と重なり、テンションが一気にヒートアップ。もともと都会にしか、こういったクリエイティブな仕事はないと思っていました。


若い人や田舎に住んでいた人間は、当たり前のように都会で仕事を探します。

だからもちろん、住んでいたところからは若い人がいなくなってしまった。(出てきたものの地元の未来が心配で…。)


地域から日本を変える。

若い人たちが立ち上がってやっている。

こんなに地域のためになれる会社はない。

入社したい。



今しかない!!



そう思った僕は早速ポートフォリオをまとめたり、応募の準備に取りかかります。

書類選考は無事通過し、デザインリーダーとの一次面接。そしてキャプテンRaitaさんとの最終面接へ。


すごい。元気がある方だな。

やる気に満ち溢れている。


人生でこんなにパワーを感じる人はなかなかいないかもしれません。


面接中、何度も話されていたのが「仕事が楽しい」ということ。会社の代表がこう言えるって本当にスゴイことだと思うし、今でも印象に残っています。


そして面接を終えた僕のもとには「ジョイン(入社)してほしい」という嬉しい連絡が・・・!



こうして僕は今にいたります。


余談ですが、ホームページを見漁る中でちょっぴり驚いたのが、キャプテンブログの中にあるオーラ採用。(▶ ブログ:オーラ採用

社長はオーラが見えるのか⁉と本気でビビッていました!笑 ぜひ読んでみてください。




出会いから2年の時を経て
Steamshipデザイナーとして始動

さてさて、入社が決まったのはいいものの、仕事をしている状況での転職。


当時、部署をとりまとめるポジションにいたので、1ヶ月単位でスグに辞められるはずもなく。




内定をもらってから入社まで少し期間が空いてしまい、申し訳なさがありました。

その間、採用窓口のShioriさんやErikaさんとメールのやり取りをしていましたが、かけてくださる言葉が本当に心強かった。


ご迷惑をかけているのではないかという気持ちに加えて、年齢的にも大丈夫か心配でしたが、安心してジョインの時を迎えることができました。

歓迎会にて



今まで広告代理店2社、通販会社、フリーランス、そしてWEB制作会社を渡り歩いてきた自分。

デザイナーとしてはそれなりのキャリアを積み、それぞれの会社でのデザイン経験が役に立っていると感じています。


特に通販会社では、デザイナーが数字を理解できていないと使いものにならないという考え方があり、マーケティング寄りの思考を持てるようになりました。

その思考が今まさに、ふるさと納税のクリエイティブ制作という場面で活きていると思います。


とはいえ、実は僕がジョイン直後にガッツリ関わったのは、まさかのコーヒーの仕事⁉


「STEAMSHIP COFFEE」というコーヒースタンド&コワーキングスペースを創る構想が糸島ポルトで動いていて、そのデザイン担当に任命されたんです。


店内のPOPやメニュー表、ショップカードなど、お店が出来る前の状態からの立ち上げ。

長いデザイン経験と社会経験があるとはいえ、こんなこと、過去にほとんどやったことがない。


心の中は多少焦っていましたが…笑
やるしかない。


手探りではあったけど、お店のオープン前から関われるという貴重な機会をいただき、一歩成長できたと思います。


看板は通り沿いに見えるので、子どもたちに「パパがつくったの?」と喜んでもらえたのは嬉しかったですね。


ジョイン早々の大仕事をいったん終えた僕は、糸島市のふるさと納税支援にデザイナーとして関わることになりました。


個人での作業ではなく、ディレクターメンバーと話しながら、チームでデザインを形にしていくのが基本です。

一人ではないからこそ意見が分かれることもありますが、それはお互いが結果を出そうとしてのこと。前向きな対立(笑)をしながら、画像を制作し、日々ブラッシュアップを続けています。


自分が制作した返礼品に寄附が入ると、それは何よりも嬉しい。

どうやったら寄附が伸びたのか、この画像の何が良かったのか、など一緒に考えながら地域のポテンシャルを引き出していきたいと思っています。



ジョインして感じた3つの思い

僕がSteamshipに入って感じていること、変わったことは大きく分けて3つあります。


1つめは、家族との時間がとれるようになったことです。


プライベートがかなり充実しています。(今までは会社で暮らしていたようなものなので・・・笑)

妻と買い物に行ったり、愛犬の散歩をしたり。日常の何気ないことですが、この小さな当たり前が幸せですね。


今までより通勤時間が大幅に減ったことも理由としてあるかもしれません。


会社までは7~8分。
今までは約1時間だったので往復で2時間。

月20日働くと40時間の節約!

この時間があるだけで、生活の豊かさが大きく変わりました。




2つめは、糸島デザインチームの雰囲気の良さです。


実は糸島ポルトは、Steamshipで一番のマンモスポルト。約50名が働き、そのうちデザイナーは10名ほど。

みんな本当に仲がよく、ジョインした時からずーっと同じメンバーで楽しくやっています。


20代のクルーが多いので、最初はいじめられるんじゃないか…なんて思っていましたが 笑

40代の僕もすんなり受け入れてくれました。


そしてジョインして3ヶ月経過したある日、デザインチームのサブリーダーに就任。

Steamshipクルーとしては新米なので恐れ多くもありましたが、デザインの経験値だけは重ねています。


今まで積み重ねてきたことがまだまだ伸びしろのあるクルーの力になれるのであれば、これほど嬉しいことはありません。


糸島デザインチーム、そしてSteamshipデザインチームのスキルの底上げができるように!

育成も頑張っていきたいなと思います。



余談ですが、Steamshipはエンジニアが社内にいます。いや、それはよくある話だよ~と思うかもしれませんが、これが地域レベルではありません 笑

AIを活用してるし、社内システムが即座に開発されるし、IT化がスゴい。


こういったものに地域で暮らし働きながら触れられるのもSteamshipならではだと思います。




3つめは、地域への貢献です。


今、仕事を通して地域に貢献していると強く感じています。

地域に貢献しているのに、それが地域だけにとどまらない。地域からスケールして全国に派生する仕事をしているんです。


しかもここは福岡市の繁華街である天神でも博多でもない。小さなまち、糸島。


「地域から、未来を変えていく。」というMISSION

「地域が積極的に選ばれる社会をつくる。」というVISION

ここに共鳴してジョインしましたが、地域に貢献できていることが本当に嬉しいです。



もっと輝くことができる
地域への挑戦

地域でデザイナーとして働くイメージ、少しは伝わったでしょうか。


Steamshipには、地域に若者がイキイキと働く場をつくっていくんだという熱い思いがあります。

Raitaさんが「SSぶっちゃけRadio」などでもお話されているので、なんか聞いたことあるな~という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ぶっちゃけRadio
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実は僕、この言葉にはスゴく共感しかないんです。

過去の自分は、地元を離れるしかなかったけど、決してそうではないんだとSteamshipにジョインして強く思います。


若い世代の皆さんに伝えたいことは、地域を変えることによって、都会に出なくても夢を諦めない環境を創れることです。


そして、若い皆さんにはそれができる力がある。

忘れないでほしいなと思います。



同世代の皆さんに伝えたいことは、年齢を理由に自分を諦めないでほしいということです。


40歳を超え、新たに転職することが少し怖いとさえ感じていた自分も、勇気を出したことで新たなデザイナー人生が始まりました。

もちろん仕事なので大変だなと感じる時もありますが、それを上回るものがあります。


仕事が楽しい、会社に行くのが楽しい。


地域でクリエイティブな仕事ができているからこそ甦った感情です。


最終的に光輝くことができる地域づくりへの挑戦。Steamshipで叶えていけたらいいなと思っています。



Steamshipでは事業拡大につき、デザイナーの採用を強化中!

地域を盛り上げたいという皆さん!

地域の未来をともにつくっていきましょう!

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※本記事内の情報は2024年12月現在のものです。制度等、変更となっている場合がございます。予めご了承ください。

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