みなさま、はじめまして!
Steamship地域デザイン部のNaoです。
ブログ初執筆!ということで、
まずは自己紹介をします!
Steamshipが本社をかまえる、長崎県波佐見町生まれの波佐見町育ち。地元をこよなく愛するイノシシ年のオトナ女子です。近隣高校のデザイン科を卒業後、就職。
商業印刷物、情報誌、カタログをメインとしたデザイン制作に携わり、2020年4月、Steamshipにデザイナーとしてジョインしました。
なぜ私がSteamshipにジョインするに至ったのか。。。
それが本ブログの制作秘話としてお届けする、カタログ『Like』との出会いに大きく繋がってきます。
本ブログでは、1年前まで読者だった私がどのような経緯と想いで次世代型ふるさと納税カタログ『Like』の制作に携わるようになり、2020年・最新版を発行するに至るまでのストーリーを、前編・後編に渡ってお届けしたいと思っています!
そもそも『Like』とは?
どんな内容が掲載されていて、どんなカタログなの・・・?
波佐見町ふるさとBOOK「Like」とは
“ふるさと納税で波佐見町のファンをつくる”ことを目的とし、波佐見焼の制作の様子や、生産者インタビュー、観光情報を楽しみつつ、ふるさと納税の返礼品を選ぶことができる次世代型の冊子。
詳細は、Steamshipが『Like』を発行するようになった経緯から綴っているこちらの航海日誌をご覧ください!
波佐見町という地名が広く知れ渡るようになった背景には、波佐見町の伝統工芸『波佐見焼』の躍進があります。
日常食器として生活にも取り入れやすく、デザインも豊富な波佐見焼は地域活性の大きな柱として、ふるさと納税においても毎年多くの寄附者さまのお手元に届けられています。
私たちSteamshipは、カタログを通して、波佐見焼の魅力や生産者の方々の声、寄附者さまにご寄附いただいたふるさと納税の使い道などを、遊び心溢れるコンテンツとともにお届けしています。
私と『Like』の運命の出会い。
2018年11月20日。
その瞬間は突然おとずれました。
それまでも波佐見町の情報にはアンテナを張っていたワタシ。フォローしていたInstagramのあるアカウントに一枚の写真が投稿されました。
そこには・・・
”ふるさと納税カタログできました!”
の文字とともに今までの町内の印刷物とは一味違うカタログの表紙が写っていました。
当時は特にキャッチーだった『Like』という言葉と、鮮やかで、いわゆる“映えてる”写真に胸をギュッと鷲掴みされたのを鮮明に覚えています。
そして、欲しい方はDMくださいと記載された投稿。
・・・もう選択肢は一択のみ!
すぐさまDMを送り、町役場でカタログを手にしたのは翌日のことでした。
夢だったSteamshipへのジョイン
この一冊との出会いが私の行動を大きく変えることになります。
私の父は長年波佐見焼産業に携わり、地域の発展に奮闘する姿を幼い頃からずっと見て育ってきました。そんな父の影響もあってか、
”いつか私も地域の力になりたい。”
”大好きな町のために何か私にできることはないだろうか。”
そう考えるようになったのはごく自然な流れだったように思います。とは言え、答えは出ないままその想いは心の奥底でずっとくすぶり続けたまま、、、
そんな時に出会ったこの一冊に、
”これだ!”
瞬間的にビビビッとマイセンサーが反応したのは言うまでもありません。
”いつか私もこのカタログを作りたい!”
”大好きなデザインという仕事を通して地域に貢献したい!”
そう決心し、Steamship に熱い(いや、暑苦しい)想いをぶつけました。
そうして念願のSteamship のボーディングパスを手にした私は、カタログ『Like』の制作チームの一員となることができたのです。(バンザーイ!!!!)
新型コロナウイルスの影響による
緊急事態宣言
2020年10月末に発行した本カタログ。
具体的な企画ミーティングが始まったのは半年前の2020年の5月でした。
5月と言えばゴールデンウィーク。
このゴールデンウィーク期間中、例年であれば波佐見町や隣町である佐賀県有田町では、年に一度のBIGイベント『陶器まつり』が開催されています。
昨年は期間中、お買い得な波佐見焼を求めて延31万人もの人が来場。総人口が約1万5000人の波佐見町がその30倍近い人々で溢れかえる光景からはその人気の高さをうかがえます。
ですが、今年は世界中の人々が日常が奪われたと言っても過言ではない、新型コロナウイルスが猛威を奮うことに。
5月には緊急事態宣言も出され、大打撃を受けたのは言うまでもありません。
1959年に始まって以来毎年続いてきた陶器まつりも今年初めて中止となり、波佐見町は静かなGWを迎えることになりました。
そう言った背景もあり、今年のカタログではこれまでの波佐見町ふるさと納税カタログ『Like』で特集してきたような
観光誘致型の企画ではなく、
違う視点で波佐見焼や町を発信できないだろうか。
町の応援に結びつくふるさと納税を通して、
ハッピーな発信ができないだろうか。
返礼品カタログでありながら、企画ミーティングで次から次に飛び交うその枠に囚われないアイデアに、入社間もない私は地域愛を感じ、よりSteamshipにジョインできた喜びをかみしめる毎日を過ごしていました。
次回後編では、最新版『Like』発行にいたるまでのストーリーの続編と、制作チーム大喜びの読者の皆さまからの反応などをお届けします!
後編もお付き合いいただけますと嬉しいです。