前回に引き続き、福岡県桂川町企画財政課の坂本さんを迎えて、お話をうかがっています。後編はスチームシップとの出会い、今後の桂川町についてなど興味深い話で盛り上がりました。ではどうぞ！
坂本 裕子：桂川町 企画財政課 企画広報係【写真右】
織田 晃輔：スチームシップ 桂川町担当ディレクター 【写真左】
（敬称略）
印象的だったスチームシップとの出会い
坂本：私とスチームシップとのご縁をお話すると、最初は社長（キャプテンCEO 藤山雷太）との出会いだったんです。ふるさと納税関係の研修会だったんですけど、たまたま社長と私がいっしょの班になって。ちょうど、ふるさと納税の制度が変わる時期でもあり、私自身「これからどうしよう…」と思っていたんです。でもそのとき社長は「制度改正はチャンスです！これから寄附額は上がりますよ！」と、すごい熱量で話してくれて。
織田：そうだったんですね 笑
坂本：でも実際にみなさんと仕事をしていて感じるのは、そんな社長の熱量が社員のみなさんにもしっかり息づいているということ。織田くんは社長と性格やキャラクターは全然違うけれど、同じような熱を持って仕事をしてくれている。それがスチームシップの魅力だと感じます。
織田：ありがとうございます。ただ熱量の話でいうと、事業者のみなさんが「桂川町をもっと良くしたい！盛り上げたい！」という熱もすごいと感じていて。みなさんからチャレンジ精神を感じますし、その熱に僕自身も感化されている気はしますね。それに桂川町の返礼品は魅力的なものばかり。僕は王塚古墳の壁画の馬をモチーフにしたイラストのアイテム（返礼品）も好きです！
ふるさと納税の仕事は心から楽しい
坂本：正直、町民のなかには「桂川町には、なんもないもんね（なにもないよね）」と言う方がいらっしゃるんですよ。でもスチームシップのみなさんが、この町に魅力を感じてくれている。それはとても自信になりますし、私も仕事を通じて町の良さを再発見できています。なんといっても王塚古墳は国の特別史跡第1号ですからね！
織田：王塚古墳はもちろん、桂川町にはいいところがたくさんあるので、もっと全国の人に魅力を知っていただきたいです！
坂本：この町の良さをどう発信していくかというのは、本当に私たち次第。地方創生といわれている中で、自分の町は自分たちで盛り上げていく必要があると思っています。
織田：そうですね、本当に自分たち次第だと思います。
坂本：私はふるさと納税の仕事に関わって、心から「楽しい」と思っていますよ。織田くんといっしょに事業者さんをまわって、返礼品を掲載して、実際に寄附が入ったときは本当にうれしい！笑 この喜びは、ふるさと納税の仕事でしか味わえないと思います。
織田：僕も寄附者さんから「返礼品の魅力が本当に伝わった」と感じるレビューが入ったときはうれしいです。「そうですよね！」「僕もそう思います！」と、レビューを読みながら「うんうん」とデスクで頷いています。寄附が入ると事業者さんのためにもなりますので、事業者さんが今以上にふるさと納税に対して積極的になってもらえる可能性もありますし、桂川町の中で、そのような好循環をつくっていけたらいいですね。
町に足を運んでもらう取り組みを
織田：坂本さん、これからスチームシップに期待することがあれば聞かせてください。
坂本：そうですね、もちろん今以上に寄附額が上がることには期待しています。でもふるさと納税って、それだけじゃないと思っていて。私の中でいちばん取り組みたいのは「町のファンをふやす」ということです。波佐見町の記事で『招待状』の話が書かれていて、本当に素敵だなと思いました。桂川町でも王塚古墳は春と秋の年2回「特別公開」されますし、今後は町に人を呼び込む取り組みができたらと思っています。
織田：町に人を呼ぶ取り組み、僕もやってみたいです！全国に返礼品を届けるだけでなく、全国から町に足を運んでいただけたら「桂川町は、なんもない（なにもない）」という町の人々の想いも変わるかもしれません。自分の町に誇りをもってもらえたらうれしいです。僕自身も、桂川町のために全力を尽くしたいという気持ちはどんどん大きくなっています。
桂川町を、これから盛り上がる町に！
坂本：同じ場所で働いているわけではありませんが、私は毎日みなさんのそばで、一緒にチームとして仕事をしている感覚があって。「私にはスチームシップのみなさんがいる！」と思えるので本当に心強いです。
織田：僕も坂本さんと仕事ができて良かったと、いつも思っています。どんなことも相談しやすい関係性でいられることがうれしいですね。桂川町の寄附額を上げたいというのはもちろんですが、僕個人としては「坂本さんのためにがんばっている」という気持ちも強いんです。
坂本：なにそれ、泣いちゃうじゃない！笑 私もスチームシップのみなさんには感謝しかありません。私が思いついたアイデアを受け止めてくれて、きちんとカタチにしてくれる。そのような環境があることが本当にありがたいです。
織田：でもまだまだ、できることはありますよね。今後は、今お世話になっている事業者さんたちの返礼品の訴求力を見つけて、安定して寄附が入ってくるようにしたいと考えています。
坂本：私自身も、そして町としても、寄附額が約2億3000万円に上がったことで、ふるさと納税の可能性を感じました。でも、だからこそ、ここで終わってはいけない。桂川町を「これから盛り上がる町」にしなくてはいけませんし、スチームシップのみなさんを信頼して、私自身もっとかんばりたいと思っています。
織田：僕も坂本さんの期待以上の働きができればいいなと思っています。これからもよろしくお願いします。坂本さん、今日は本当にありがとうございました！
坂本：ありがとうございました。織田くんと話ができて、とても楽しかったです 笑