株式会社スチームシップ(本社:長崎県東彼杵郡波佐見町、代表取締役 藤山雷太、以下「当社」)は、長崎市(長崎県長崎市魚の町、市長 鈴木史朗)との間で令和3年6月3日から令和6年7月31日までを契約期間として、長崎市ふるさと納税事務の代行に関する業務委託契約(以下「本契約」)を締結していました。
本契約は令和6年7月31日に契約期間満了に伴い終了しており、現在は他の事業者が長崎市ふるさと納税事務の代行に関する業務を行っております。
本契約期間中の長崎市の当社に対する委託料の未払金等及び本契約終了後の当社の著作権侵害行為に関し、令和6年12月27日に長崎市に対して訴訟を長崎地方裁判所に提起しました。
この訴訟は、以下3点に関して損害賠償を求めるものです。
・ふるさと納税に関わる運営業務のうち、本契約に基づく令和6年7月分の業務委託料の未払い
・ふるさと納税に関わる運営業務のうち、当社にて立て替えた送料及び生産者様への返礼品代の立替費用の当社への振込の遅延
・当社が作成した返礼品説明文のうち、少なくとも1778件の返礼品説明文に関する当社の著作権侵害
当社は、本契約に基づく長崎市ふるさと納税事務の代行に関する業務を誠実に履行し、ふるさと納税額の増額に寄与してまいりました。それにもかかわらず、業務委託料の未払いが生じております。
この点について話し合いで解決すべく、当社としては何度も支払いを求める書面等を送付しておりましたが、本日時点においても支払いがなされておりません。当社としては今後も話し合いを継続する形で本件問題について解決できればと考えておりましたが、先日の長崎新聞での報道によれば、長崎市側が当社を提訴する準備を進めているとのことでした。
そのため、残念ながら話し合いでの解決は難しいと考え、かつ、当該報道の内容のみに基づくと、当社が一方的に債務不履行を行っている印象を第三者に与えかねないとの懸念があったことから、慎重に検討した上で、当社の正当性を示すためにも当社側が先に提訴することを決めた次第です。
また、創業来からの努力により築き上げてきた当社の大切なノウハウ及びナレッジを元にうみだしたアウトプットである返礼品説明文の著作権について本契約上明確に当社に帰属する旨規定されているにもかかわらず、上述のとおり多数の返礼品について当社に無断で当社が作成した返礼品説明文が掲載されていることが確認されました。
このような契約の不履行及び著作権の侵害行為を看過することができないと考え、上記のとおり、本日、長崎地方裁判所に対し、長崎市を相手方とする損害賠償等請求訴訟を提起した次第です。
以上。
令和6年12月27日 15:00
株式会社スチームシップ