藤山雷太の宝ものガタリ
010

新型コロナになって気づいたこと




ホアキン・グスマン。
愛称はエル・チャポ。
メキシコの麻薬王。

実在する人物で現在も服役中。彼の史実にもとづいたドラマ「エル・チャポ」をネットフリクスで見た。

金でいろんな人を買収するやら、政府とも癒着しているやら、麻薬組織で国の経済が成り立っているやらで。なかなか壮絶な人生だけど。

ドラマを見たあと、僕は、こう思った。


「ああ、ヒマだな…」



というわけで、こんにちは。
株式会社スチームシップのキャプテンCEO 藤山雷太です。


わたくしごとですが。

5月のあたまに新型コロナウイルスに感染しまして。感染経路は明確ではないのですが、おそらく東京で開かれた後輩の結婚披露宴ではないかと。

オミクロン株は無症状の人もいるみたいですが、僕は熱も出ましたし、ノドの痛みもありました。

妻と娘は、僕の少し前に感染してまして。おそらく2人は免疫ができている状態だと思われましたが、家の中で僕だけ『隔離』の状況。


でも今回、新型コロナに感染して気づけたことが2つありました。


【1】自分の立ち位置について。

感染しているので、もちろん仕事には行けません。長崎県の新上五島町で説明会をする予定も、壱岐市の勉強会であいさつをする予定もあったのに…。でも、それらの仕事を僕の代わりにクルー(社員)が務めてくれました。

そこで思ったんです。

野球に例えるなら、今までは選手(プレイヤー)として「自分が打席に立ってヒットを打たなければ」と思っていたのですが、今後は監督の立場になって、現場は任せたほうがいいのではないか?

もちろん監督には監督の仕事があるので、僕はそちらに専念したほうがいいのでは…と思いました。ただ、そう思えたのもプレイヤーとして信頼できるクルーがいてこそ。そこは感謝です。



【2】夜、ヒマだと気づいた。

感染しているので娘のお世話もできないし。顔を合わせて妻と話もできないし。そもそも隔離されているし。とにかく、夜、ヒマ。。。

「ネットフリックスでドラマでも見るか」
(冒頭に戻る)

でもドラマを見たあとに思うわけです。「自分はメキシコの麻薬王の人生から何か得るものがあったのか?」と。

あれ、そもそも人生って暇つぶしなのか?自分の限られた時間をダラダラ消費しているだけか?今までは仕事があって、休日は次の仕事をやるためにリフレッシュする時間だった。仕事ができない今、この時間をどう過ごせばいいのか?疲れていないのに休んでいる自分は何だ?

感染して気持ちが沈んでいたからかもしれませんが、そんなことを思いはじめまして。有田町にある『TIMERの宿』の高岡夫妻に相談してみたところ。


「瞑想でもしてみたら?」


なるほど。瞑想か。時間もあるし、やってみるか。検索するとユーチューブで瞑想のレクチャー動画を発見。その動画のとおりにやってみたところ、これがよかった!なんか心がスッキリする。

僕は少し前から iPad のノートアプリ(GoodNotes 5)に自分の気持ちを綴っていく作業をやっているのですが、瞑想したあとにこれをやると・・・。あれ、なんだか、いつも以上にたくさん思いを書き出せているような・・・


・自分がやりたいことは何?
・クルーをハッピーにしたい
・スチームシップを選んでくれた人をハッピーにする
・そのために自分がやるべきことは何?


自分がやりたいこと・やるべきことをApple Pencil(手書き)で書き綴っていくと、少しずつ心のモヤモヤが晴れていきました。


「ああ、自分がやるべきことの答えはひとつだな…」


そのとき僕が出した答えは胸にしまっておきますが、考えがまとまったことは本当によかったです。



新型コロナウイルスで辛い思いをされた方、今も苦しんでいる方、大変な思いをされている方がたくさんいらっしゃると思います。ただ僕は感染して、自分自身、いろいろな気づきがありました。

結婚披露宴に呼んでくれた後輩(新郎)に「コロナになったけれど、そこで、いろいろ気づけたことがあったよ」と連絡したところ、彼がひとこと…



「あの、僕も新型コロナに感染しまして…」



みなさん、感染対策はしっかり行いましょう!! 




【追伸】

「TIMERの宿」おすすめです。自然の中で本当に豊かな時間を過ごしたい人はぜひ!