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生粋の土岐っ子の私が、九州の会社に就職してまでやりたかった「地域の宝探し」とは。後編 / Manami

みなさま、こんにちは。

2021年8月よりSteamshipにジョインしたManamiです!







現在、前編・後編に渡って、私がSteamshipにジョインするに至った経緯と、これからSteamshipでやってみたいこと、そして怒涛の九州研修生活についてご紹介しています。







まだ前編を読んでいらっしゃらない方は、前編からお読みいただけるとより楽しんでいただけるのではないかなと思います!よろしければ、ぜひ。







それでは早速、後編に入っていきたいと思います!





最後までお付き合いいただけますと幸いです。






2週間の祖父の介護生活


前編でお伝えしたような形でSteamshipを知り、書類を送ることになりました。




決して前向きな気持ちでSteamshipを知ったわけではなく、どちらかといったらマイナススタートでした。







人生の荒波に揉まれに揉まれ、自分の身の振り方に悩んだ末の発見でした。



ただ、泣きながら辞めた前職は、心の底から嫌になって辞めたわけではありません。



お世話になった人、尊敬できる人たちに出会えた、最高の場所でした。




だから、めちゃくちゃ悩みました。







書類を送ってすぐに前職を辞めたのか?





ーー否。



辞めることにまだ迷いがありました。








内定をもらってから前職を辞めたのか?






ーーこれも否。



内定をいただく前に辞めました。







では、なぜ辞めたのか。



祖父の介護のためです。



私の大好きなじーちゃんの。

去年の12月2人で屋久島へ。写真はひどい顔だけどよく笑ってよく泣くかわいいじーちゃんです。





祖父は、2021年6月頭に病が悪化して緊急搬送・入院へ。




余命宣告されるも、コロナのこともあり入院中は面会謝絶に。



たくさんたくさん考えて、在宅看護を選択しました。



会えないまま、じーちゃんとお別れしたくないよね。じーちゃんおうちが好きだもんね。



家族とそのような話し合いをしました。






その時の介護人として、私に白羽の矢が立ちました。



そこで初めて前職を本気で辞める決意を固めました。



24時間介護生活は2週間ほど続きました。







とてもとても長かった。



人生で一番長く感じる時間でした。



精神的にも肉体的にも追いつめられる介護の辛さ。







辛いよ、しんどいよと聞いてはいたけれどこれほどとは思っていなかった。



情だけでは乗り切れない、身を切る痛みです。







こんな状態で家の中にずっと缶詰でもんもんとしていた真っ只中に、らいたさんと土岐で実際にお会いしました。





まず久しぶりに家の外に出してもらったことがうれしかったです!(笑)





ただでさえ外に出られて舞い上がっている中、お話の最中。







「ジョインしてもらえますか?」








そう言っていただいたのを覚えています。



面接の腹積もりで行ったので、ただただびっくりでした。



心の中はもうお祭り騒ぎ。







ほんっとうにうれしかった!!!!







その足でルンルンしながら家に帰り、じーちゃんに報告。



起き上がる力もないくらいだったのに、ベットの上でぴょんぴょん跳ねて、泣いて喜んでくれました。



2021年7月4日のことです。







その2日後の7月6日、じーちゃんは亡くなりました。



2週間もの間、自分ができる全ての力で祖父の介護に当たってきたこともそうですが、最後の最後によい報告ができて、私としては後悔はありません。






祖父の地域への思い


じーちゃんの葬儀で、これまでじーちゃんが関わってきたさまざまな人に出会いました。





涙を流してくれた会社の方々や、事業を継いだ母を祖父の代わりに支えていくとおっしゃってくれた会長さん、遠方からお花を送ってくださった方々。当日参列してくださったすべての方々。




はるばる北海道から駆けつけてくださった方もいました。





仕事一筋で土岐のさまざまなことに関わってきたじーちゃんの周りには、慕ってくださる地域の方がたくさんいたことを知りました。





じーちゃんの「土岐を盛り上げたい」という強い思いと、それを実現しようと懸命に動いてきた生涯を肌で感じて、私は私なりのやり方で、その思いを引き継ぎたいという思いが一層強くなりました。







土岐が積極的に選ばれる社会があってほしい。



その理想に少しでも近づく活動をすること。



それが私がSteamshipで1番にやりたいことです。






怒涛の研修生活


さて、今までお話しした感じでSteamshipに入ることとなったのですが、入社して初めての仕事。





それは「九州・1か月研修生活」でした。






ひぃーーーーー!!!!






面接で舞い上がり、長期研修を承諾したはいいものの、わたしにとってはハードルの高すぎることのように思えました。





慣れない土地で、慣れない仕事を、知らない人とやっていく。





そして1か月暮らしていかなければいけない。
できるか?私。





…やれるかやれないかじゃない。



やろうとにかく。



半ばあきらめつつ、飛行機に乗りました。




気分はドナドナ。(知ってますか?)



どきどきしながらついてみたら…







佐賀、めっちゃええ場所やん!



肉うまい!魚うまい!あったかくていい人ばっかり!






程よく都会で程よく田舎で、田舎民としてはめちゃくちゃに落ち着きました。

佐賀で食べた美味しいものたち

前半は、佐賀県にある吉野ヶ里PORTOでお世話になったのですが、アットホームでクルーのみなさんがあったかくて。





でも仕事になると真剣で、プロフェッショナルで尊敬できる人たちばかりでした。





土岐市で一緒にお仕事するYukikoさんとも、同じゲストハウスに泊まって一緒に通勤しています。





お休みは観光して、食事して、とにかく楽しい佐賀生活を満喫しました。

既視感あるポーズ。唐津城前にて 。


研修内容はといいますと、Steamshipの地域密着型ふるさと納税事業の基本的な流れから、ディレクターとしての役割を理解することから少しずつ。







なによりも重要なのは、土岐市のことをさらに詳しく知ること!





事業者さんのことはもちろん、土岐市は何が有名なのか、良さは何か、どういったアプローチができるだろうか、と常に思考する癖をつけること。





それがディレクターの仕事を円滑に進める近道なのかなと思ったり。





吉野ヶ里でサポートしてくださった先輩ディレクターのkoさんを見ていてそう感じました。





日々学ぶことばかりです。





なによりも佐賀に来て、今まで知らなかった土岐市の魅力を知ったり、事業者さんとコンタクトをとったりしていることが不思議な感覚です。





後半は、念願の波佐見へ!楽しみです!







佐賀に来て開いていただいたフェルカム会にて。






Steamshipと私のこれから。


ただただ1週間が過ぎることを待つだけの惰性の日々が、Steamshipの求人に出会ってから音を立てて変化していきました。







これらの変化になにか意味を添えるなら、運命だったのだと思いたいです。



自分で掴んだ運命、自分でよりよいものにしていきたい。



そのためにこの場所で、先輩クルーに学びながら成長していきたいなと思います。







自分が最高だ!って思うものをつくる。



全力でやれるだけやる!



土岐市から地域を盛り上げていく!








Steamshipにジョインしてすぐ、19歳になりました。

吉野ヶ里クルーの皆さんにお祝いしていただきました。








19歳。



記念すべき10代ラストをSteamship迎えられたこと、とてもうれしく思います。



気持ち新たに、志は高く。これから頑張っていきたいと思います。







今後ともどうぞよろしくお願いします。


最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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